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この男、天才パイロット、CIAエージェント、そして麻薬の密輸王。
10月21日(土)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
(c)Universal Pictures
記者の見どころ
本作『バリー・シール/アメリカをはめた男』は、1フライトで数億円を稼いだという実在のパイロットの半生を描いた作品だ。アメリカがその存在を知られたくなかった、嘘みたいにぶっ飛んだ実話が、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』以来のタッグとなるダグ・リーマン監督/トム・クルーズ主演で映画化される!
天才パイロットからCIAエージェント、そして密輸王となり、数百億円の富を築いた男、バリー・シール。隠し場所がなくなるほどの富を手にし、すべてを手にいれた彼の破天荒すぎる人生に笑いが止まらなくなる。彼を追う捜査機関や国をも巻き込み、とんでもない方向へと物語が展開していく!
アクションスターとして印象の強いトム・クルーズだが、本作ではコメディ・スターとしての一面をも見せつけた。トムは自身でフライトのスタントをこなし、バリー・シールの破天荒な人生を演じきった。明快に笑いを誘うシーンがあるわけではないが、その破天荒でクレイジーすぎる生き様はもはやコメディ劇のようだ。
文字通り“アメリカをはめた男”、バリー・シール。とても実話とは信じられない、裏社会版のアメリカン・ドリームとも言えるだろう。気持ち良いほどにまっすぐと悪の道を突き進んだ、クレイジーでワルの、青春映画のように清々しい人生が、ついに解禁される。
Text by EISUKE